前回、日本に帰って再就職するために、ある英語の資格試験を受けに行った・・・と言うところまででした。
part1のURL: http://m.blogs.yahoo.co.jp/akorin6067637/11722774.html#11735739
イギリス人の友人の強力なサポートで、短時間ですができる限りの準備をした私は、スピーキングの力を試される為のインタビュー会場に行きました。
スピーキングと言っても、試験官が質問をしてそれに答える、といった単純なものではなく、トピックが与えられ、そのトピックについて他の受験生とディスカッションする、と言った感じの試験でした。
会場に行ってみると、中級以下の試験には数十人の受験生が待機していましたが私のレベルは私ともう一人アジア人の男性だけでした。
知らない男性には思いっきり無愛想に振る舞う習慣になっていた私は、彼を見て微妙な会釈をしたきり知らん顔をしていました(笑)
しかし、待合室にはその男性と私の二人きり。helloと挨拶をした後ニコニコしている男性は気さくな良い方のようです。
うーん、私から話しかけるの?(まあまあ、ボーイハントー古いっ(笑)じゃないんだからー影の声)
などと考えているうち、あることを思いついたのです!
アジア人男性は中華系の方のようでした。実は、その時私は過度のストレス、疲れとむち打ち症の後遺症で首の痛みが辛い時期でした。昔に試した鍼治療を受けたいけど、どうやって信用できる鍼灸師を探したら良いか分からず、途方にくれていたのです。
勝手にその方を中国人に決めつけて(笑)その方に訊くことにしました。
あきこ:あのー、エクスキューズミー、もしかして中国の方ですか?万が一、優秀な鍼灸師をご存じでしたら、紹介してくださいませんか?
と、行き当たりバッタリな展開でした。
まあ、こんな状況での会話としたら上出来じゃない?と、もう一人のあきこの声。ところが、その答えにびっくり!!
男性:ええ、知っていますよ!姉が鍼灸師なんです。
なんと(*_*)
こんなこともあるのね・・・詳しく聞くところによると、彼は中華系シンガポール人で、今はタイでボランティアで英語を教えている。この国で働いている義兄と姉に会いに来て、しばらくのんびりしているけど、時間があるのでこの資格試験を受けることを思いついた、とか。
肝心の鍼灸師のお姉さんは年に数ヵ月はロンドンの友達のクリニックを手伝っている。今ロンドンに居るが、近々戻ってくるので、連絡先を教えてくれれば姉が戻ったら知らせる、と言うのです。
しつこいのですが、私は簡単に知らない人に連絡先を教えたりは絶対しないのですが、彼の目は善良そのものでした。断る方が不自然でしたので連絡先を交換し、試験までおしゃべりをしました。上手すぎるクイーンズイングリッシュを話し、試験では文句のつけようのないパートナーでした。
(続く)