整体一般

胸を張って生きよう! パート2

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こんばんは、整体師のあきこです
 
寒い毎日ですが、確実に日が長くなっていますね
 
猫背について書いたら・・・思いの他、反響が大きかったので驚いています。それだけ皆さん、ご自分が猫背だなあ~
と気にしていらっしゃる、自覚がある、と言うことで素晴らしいなあ、とも思った次第です。
 
猫背については本が何冊も出ている位、知っていなければいけないことがいろいろあると思います。
 
先ず、猫背になるとどんな弊害があるのか?私は前号で簡単に「体に取り入れる酸素量が少なくなる」と書きましたが、もちろんそれ以上、それ以外に多くの好ましくない事態が起きます。
 
また、猫背の解消の為に出来ることは、ご紹介したストレッチ以外にもたくさんあります。少し気をつけていただくだけでも、予想以上の効果が得られますので、是非ご参考になさってください
 
猫背だとどんな好ましくない影響があるのでしょうか?見た目がかっこ悪い、以外に・・・
 
1.     肺活量(取り入れる酸素量)が低下する。
 
2.     脊柱や椎骨の間にある椎間板がゆがむ。
 
と大きく二つに分けます。どちらも独立したものではなく、関連し合い、お互いが良くも悪くも影響を受け合って、皆さんの体調の良さを左右していることは言うまでもありません。
 
まず1.です。肺活量が少なくなることで、体に取り入れる酸素量が減ると・・・
 
細胞が働く為のエネルギー源が減ってしまいます。「スタミナがない」「疲れやすい」と言うのは、案外こんなところに原因があるのかも知れません
 
猫背だと、気分まで落ち込むのでは?と言いましたが、中国医学には、陰陽五行論と言う考え方があります。
 
5つの臓器(肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓)を5つの感情(怒り、喜び、思い煩い、悲しみ、恐れ)に割り当てて、診断方法や治療法などの参考としています。
 
肺は、その中の「悲しみ」を担当しています。肺が弱い人は、気持ちが暗くなりがちで、悲しみに沈みやすい、と言われています(これは、前号を書いてから思い出したことです
)。
 
ですので、肺が健康で十分に機能していれば、明るい気持ちで、元気良く過ごしやすい、と言うことが言えます。
 
心身のスタミナアップに「猫背の改善」が役立ちそうだ、ということです。
 
さて、肺が取り込んだ酸素は、血液によってからだの隅々まで運ばれます。せっかく取り込んだ、酸素ですが、血液の巡りが良くなければ、ちゃんと体の隅々には運ばれません
 
2.の「椎間板のゆがみ」が起きると、脊髄の神経細胞や脊髄を守っている髄液を圧迫し続けることになり、血管やリンパ管の働きが著しく阻害され、血行不良を起こします
 
そうすると・・・老廃物を排出する働きも衰え、体に不純物が溜まっていきます。猫背を直すとダイエット効果さえありそうですね
もちろん、年末にご紹介したお客様のように「背が伸びる」かも知れません

 
血液やリンパ液の循環が悪くなると、脊髄の働きが悪くなり、各臓器の働きも当然衰えます。消化器、循環、呼吸器系の不調が起きます。もっとわかり易い症状は、首・肩凝りや頭痛、眼精疲労等です。
 
「運動不足だから」「働き過ぎかも」「睡眠・休養が足りない」そんな風にご自分で原因を想像している数々の不定愁訴が、猫背を改善することで軽減できる可能性がある、と言うわけです。
 
では、そんな悪さをする猫背をどうやって直したら良いの?!
 
前号では、大胸筋を伸ばすストレッチをご紹介しましたが、今回は「腰枕」を再度ご紹介します。腰枕は、腰痛や肩凝りに効果的、簡単、とこのブログで紹介しましたが、猫背の改善にも大いに役立ちます。
 
しかもご家庭にあるバスタオルを使って腰枕を作れば、後はその上に寝転ぶだけ、と言う簡便さ。是非、お試しください。何より、気持ち良いですよ
 
 
    腰枕の作り
 
バスタオルの長い方を4つに折ります。4つ折になった、その端(長い方の辺)からクルクルと丸めて、円柱形を作り、紐やゴムなどで縛ります。
 
一般的なバスタオルですと、直径が10cm(ぎゅーっと握ると7-8cm)で長さが30cm位の円柱形が出来ると思います。
 
私はこれを2本用意しています。お年寄りお子さん、背中の湾曲が激しい方は、始めは少し細目が良く、大柄な方はもう少し大きくても良いと思います。これが基本的な大きさです。
 
その円柱形のバスタオルを
 
1.おへその裏側に横向きに当てて、畳やカーペット、タオルなどを敷いた床(=お布団など柔らかくない、寝転んで痛くない所)に仰向けに寝転びます。
 
2. 脚は自然に開いて、バンザイをします。この時、手の平は、上向きにします。
 
3. このまま5分間じっとします。
 
4. 5分経ったら、一旦横向きになって、ゆっくり起き上がります。
 
5.1日、2ー3回を限度に行います。慣れても、一回10分限度でお試しください。
 
(応用1)首の付け根から、肋骨の下辺りにかけて、縦に当てて同じように5分間。
 
(応用2)首・肩凝り、腰痛の改善を目指して、バックナンバー「首腰枕のススメ」でご紹介したように当てても良いと思います。
 
この腰枕は、骨格の調整を目的としていますが、ご自身の体重でストレッチをする形にもなっています。いずれにしても、筋肉や腱をほぐしたり、伸ばしたりしないでいきなり骨格調整をするのは危険ですので、「縮んだり、凝り固まった筋肉や腱などを無理なく伸ばし、ほぐす」気持ちで行ってください。
 
もちろん整体やマッサージも有効です。でも、一番効果的なのはご自身で毎日、ほぐしたり伸ばしたりしてあげることですね。
 
私達は、そのお手伝いをさせて頂きますね
 
(このシリーズ続く)
 
参考)「免疫を高めると病気は勝手に治る」安保徹・福田稔 監修
    「骨盤枕ダイエット」 福辻鋭記 著
 
 

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